遺伝子組換えの基本情報

遺伝子組換えの背景

遺伝子組換えとは【今日の豊かな食卓も遺伝子が組み換わったことの成果】

より効率的で、よりおいしく、より栄養の高い作物をつくるため、品種改良技術は次第に発達してきました。 生き物の形質を決めているのは遺伝子ですから、品種改良遺伝的な変化を利用して行われているのです。
一般的な「めしべ」と「おしべ」の交配による品種改良では、めしべ由来の遺伝子とおしべ由来の遺伝子が組換えられて新しい品種ができるのです。 例えばトマトやトウモロコシなどは、異なる系統の作物どうしをかけ合わせることによって、親品種よりも栽培しやすく、収穫の品質も良く、収穫量も多い品種が現れて、作物として定着したものです。
現在、私たちが日常生活の中で食べている穀物や野菜、肉などのほとんどは、このような様々な交配によって遺伝子が組み換わったことの成果なのです。
しかし、従来の品種改良の手法は新しい品種をつくるのに、長い時間と手間がかかることが難点とされています。なぜなら、よりよい形質をもった個体が必ず得られるわけではなく、偶然に生まれることに頼っている部分もあるからです。また、これらの手法で作り出された新品種では、どのような遺伝子がどのように変り、特定の形質を生みだすタンパク質がどのように変ったのかは、ほとんどの場合、わかりません。