遺伝子組換えの基本情報

遺伝子組換えの背景

遺伝子組換えとは【有用な遺伝子を効率良く活用】

従来のかけ合わせによる品種改良技術を発展させて、より効率的に、より確実に、新しい性質を作物に加えることはできないか―そこで生まれたのが遺伝子組換え技術です。
1953年にワトソンとクリックが、DNAの構造を明らかにして以来、遺伝子に関する研究は飛躍的に発展しました。1970年代後半には、土壌微生物の一種であるアグロバクテリウムが、自らの遺伝子の一部を植物に導入することが発見されて、植物の世界で遺伝子組換えの研究が盛んになりました。アグロバクテリウムを「遺伝子の運び屋」として、植物に目的とする遺伝子を導入して、確実に短期間で新たな性質を加えることが可能となったのです。また、交配が行えない他の生物の有用な遺伝資源も活用することが出来るようになり、品種改良技術は飛躍的にその可能性を拡げることができました。
遺伝子組換え技術は従来の品種改良技術を超えた、近代バイオテクノロジーといえる技術なのです。