遺伝子組換えの基本情報

遺伝子組換えの背景

遺伝子組換えとは【植物バイオ年表】

一万年前 イネ栽培が始まる
紀元前
2000年頃
微生物を利用した食品(ワイン、ビール、発酵パン)がつくられる
700年頃 中国より日本に大豆、ブドウが伝来
1600年 サツマイモ、ジャガイモが日本に伝来
1665年 フック、顕微鏡で細胞を発見
1859年 ダーウィン「種の起源」を出版
1860年 パスツールがパスツール法(低温殺菌法)を開発し、微生物学を確立する
1865年 グレゴール・メンデルがエンドウを使った実験を行い、「遺伝の法則」を発見。形質は世代を通して受け継がれることを証明する
1870年代 雑種交配や接ぎ木により800品種以上の植物を開発したバーバンクが、バーバンクポテトを作出する
1900年 コンレスらがメンデルの法則を再発見する
1901年 ド・フリースが、X線による植物の突然変異育種を提案する
1930年 米国の農家がトウモロコシのハイブリッド種を1922年に購入して使いはじめ、トウモロコシ生産高が1965年までに600%増加する
1933年 モーガンが遺伝子染色体にあることを確認
1944年 エイブリーが遺伝子の本体がDNAであることを確認
1951年 マクリントックが、染色体上を動く遺伝子トランスポゾンに関するトウモロコシを用いた研究成果を発表する
1952年 ハーシーとチェイスが遺伝情報を伝えるのがDNAであることを証明
1953年 ワトソンとクリックがDNA二重らせん構造を解明する
1963年 スチュワードが植物の組織培養に成功
1970年 ボーローグが、“緑の革命”とよばれる小麦品種改良(半矮性小麦品種)により、植物品種改良家として初のノーベル賞受賞者となる
1970年 ハミルトンとスミスが制限酵素の作用を解明
1972年 バーグが試験管内で組換えDNAの作成
1973年 ボイヤーとコーエンが、大腸菌遺伝子に黄色ブドウ球菌の遺伝子を組み込み、遺伝子組換えの基礎技術を開発
1974年 シェルらがアグロバクテリウムのTiプラスミドを発見
1975年 遺伝子組換え技術の安全性にかかわる初めての会議、アシロマ会議が開催される
1976年 米国国立衛生研究所(NIH)が世界で初めて、遺伝子組換え実験のガイドラインを作成
1978年 メレハースがジャガイモとトマトの細胞融合によって「ポマト」を作出
1982年 アグロバクテリウムの感染の仕組みが解明される
高等植物で遺伝子組換えが成功
1983年 経済協力開発機構(OECD)が、産業利用における遺伝子組換え体の安全性評価に関する検討を開始する
1985年 除草剤耐性植物が開発される
PCR法を開発(米シータス社)
1986年 米国でタバコモザイクウィルスによる病気への抵抗性をもったタバコが開発される
ベルギーで害虫抵抗性のタバコが開発される
1990年 遺伝子組換え技術でキモシンがつくられる
1993年 OECDが環境安全性の基本概念であるファミリアリティと、食品安全性の基本概念となる実質的同等性を打ち出す
1994年 遺伝子組換え技術で作られたフレーバーセーバー・トマト(日持ちの良いトマト)が米国ではじめて認可され店頭に並ぶ
米国で、遺伝子組換えの害虫抵抗性トウモロコシ、害虫抵抗性ジャガイモ、除草剤耐性ダイズの安全性が確認される
1995年 米国で遺伝子組換え技術で作られた除草剤耐性ナタネの安全性が確認される
米国で遺伝子組換え技術で作られた除草剤耐性ダイズが初めて市場に出る
1996年 日本の旧厚生省が遺伝子組換え作物4種7品目の安全性を確認
1997年 米国でパパイヤ輪点ウイルス抵抗性パパイヤが承認され、ハワイのパパイヤ産業へ導入される
1999年 ビタミンA前駆体のベータカロテンを含み、開発途上国の子供たちの失明予防に役立つ可能性を持つイネが開発される
ローマで行われたコーデックス委員会総会で、バイオテクノロジー応用食品部会が設立され、日本が議長国に
2000年 3月 第1回CODEXバイオテクノロジー特別部会が日本にて開催される
12月 かずさDNA研究所が高等植物(アブラナ科シロイヌナズナ)の全ゲノムを解読
2001年 1月 シンジェンタ社がイネゲノムの解読を終了
4月 日本で遺伝子組換え食品の安全性審査が義務化される。JAS法食品衛生法による、遺伝子組換え表示制度がスタートする
世界の遺伝子組換え農作物の作付け面積が5,000万ヘクタールを突破
2002年 3月 文科省 組換えDNA実験指針を改訂。高校などで組換え実験が可能に
2003年 1月 遺伝子組換え食品の義務表示対象品目にジャガイモ加工食品を追加
4月 農水省 遺伝子組換え飼料の安全性審査を義務化
7月 食品安全基本法が施行され、遺伝子組換え食品のリスク評価は食品安全委員会が行うことになる
CODEX総会で遺伝子組換え植物や微生物のガイドラインを採択
日本で初めて「遺伝子組換え」と表示した納豆の販売開始
2004年 1月 食品安全委員会 遺伝子組換え食品(種子植物)の安全性評価基準を作成
2月 遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(カルタヘナ法)により、生物多様性影響評価が義務付けられる
2月 農水省 第1種使用規程承認組換え作物栽培実験指針を策定
5月 EUが1998年以来のモラトリアム(新規の遺伝子組換え農作物の承認停止)を解除し、遺伝子組換えトウモロコシの食品利用を承認
6月 サントリー 世界で初めて青いバラの開発に成功
12月 国際イネゲノム配列解読コンソーシアムがイネゲノム塩基配列完全解読を達成
2005年 3月 日本植物生理学会ら植物科学関連6学会が政府に対し、提言「遺伝子組換え植物の社会における適切な受容を進める体制を求む」を提出
5月 世界でこれまでに栽培された遺伝子組換え農作物の作付面積の累積が、10億エーカー(約4億ヘクタール)を突破
9月 第5回CODEXバイオテクノロジー応用食品特別部会開催
10月 遺伝子組換え食品の義務表示対象品目にアルファルファを追加
イランにおいて世界で初めて遺伝子組換えイネの商業栽培が始まる
2006年 11月 遺伝子組換え食品の義務表示対象品目にテンサイを追加
第6回CODEXバイオテクノロジー応用食品特別部会開催
2007年 1月 世界の遺伝子組換え作物栽培面積が2006年単年で1億ヘクタールを突破!
2008年 世界の遺伝子組換え作物の栽培面積が1億2,500万ヘクタールに拡大
2009年 世界の遺伝子組換え作物の栽培面積が1億3,400万ヘクタールに拡大
2010年 5月 名古屋大学がイネの収量を劇的に増加させる遺伝子を発見
6月 (独)農業生物資源研究所がコシヒカリの全ゲノム塩基配列を解読
10月 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が名古屋で開催される
2011年 5月 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で採択された「名古屋議定書」に日本が署名
11月 ブラジルが同国産の遺伝子組換え「フェイジョン」豆を初めて承認
2012年 世界の遺伝子組換え作物の栽培面積が1億7,000万ヘクタールに拡大 (1996年の170万ヘクタールから100倍に増加)
2013年 10月 遺伝子組換えイチゴで生産するイヌインターフェロンが、世界で初めて動物薬として日本で承認される
2014年 1月 バングラデシュで遺伝子組換えナス(Btブリンジャル)の商業栽培が始まる
11月 米国が遺伝子組換えジャガイモ(‘潜在的な発がん物質であるアクリルアミドの発生率が低く、傷みによる廃棄率が低いジャガイモ)を承認
世界の遺伝子組換え作物の栽培面積が1億8,150万ヘクタールに拡大
2015年 9月 農林水産省が「新たな育種技術(NPBT)研究会」報告書を公表