遺伝子組換えの基本情報

遺伝子組換えのメリット

栄養価をより高める研究

遺伝子組換え技術によって、ビタミンやミネラル、タンパク質などの栄養分を従来より多くの含んだ作物の研究がすすめられています。
世界中で10億人近くの人が飢餓状態であるといわれており、多くの国で栄養不足が深刻な社会問題となっています。
例えば、ビタミンA欠乏症の人は世界で4億人いるといわれており、開発途上国ではビタミンA不足によって年間50万人もの子供たちが失明しているといわれています。このビタミンA不足の解消につながる開発として期待されているのが、βカロテン(ビタミンAの前駆体)を豊富に含む「ゴールデンライス」です。
ゴールデンライスを主食として食べることで不足しているビタミンAを今までより容易に補えます。
ゴールデンライスの研究にあたっては、技術や特許権などが複数の企業から無償で国際機関に提供され、企業と科学者たちが協力して開発を進めており、2011年までの商業化を目指しています。
日本では、鉄分を多く含むレタスの研究などもあります。

ビタミンA不足に貢献するゴールデンライス

βカロテンを豊富に含むイネ。黄金色をしていることからゴールデンライスと名づけられた。開発途上国において深刻な問題であるビタミンA欠乏症の人々を救うために、企業や科学者が協力して開発に取り組んでいる。