遺伝子組換えの基本情報

遺伝子組換えのメリット

環境浄化にも活用

環境問題を解決するバイオテクノロジー技術のひとつとして、遺伝子組換え技術は期待されています。
たとえば大気中や土壌中のダイオキシン類などの汚染物質を吸収したり、分解したりする遺伝子組換え樹木の研究が行われています。
アブラナ科の植物はもともと重金属をよく吸収することが知られていますが、遺伝子組換え技術によってこの性質をさらに高めて、重金属に汚染されてしまった土を浄化する研究もあります。
リンを吸収・蓄積する能力を高めたトレニアによって、生活排水などの流入でリンや窒素が豊富になり過ぎた湖沼の水質を浄化する研究や、環境の汚染度を花の色の変化で知らせるペチュニアなども開発されています。これらは花が環境美化にも役立つため、実用化が期待されています。
このように植物を用いて環境を浄化していくような技術を「ファイトレメディエーション」と呼び、遺伝子組換え技術が大きく貢献すると考えられます。