遺伝子組換えの基本情報

遺伝子組換えのメリット

バイオ燃料の生産に適した作物の研究

石油や石炭などの限りある化石資源に代わるエネルギー源として、トウモロコシやサトウキビなどから作られるバイオ燃料を利用する取り組みが世界的に進められています。
しかし、トウモロコシなどの作物は食料や飼料としても重要なため、食用とバイオ燃料用の両方の受容を満たすことを目指した研究が行われています。この研究においても、遺伝子組換えがブレークスルーになると考えられています。
一つは、葉や茎にエタノール原料であるセルロースの含有量を増やす研究です。実の部分はこれまでどおり食用にまわし、これまで廃棄処分されていた芯などの繊維部分をバイオ燃料の製造にと使い分けることができます。また、より効率的に生産するために、バイオエタノールの製造に適した品種の開発がすすめられています。トウモロコシからバイオエタノールをつくる場合にはデンプンを糖に分解する酵素を加えなければなりません。そこで、遺伝子組換え技術によってトウモロコシに酵素をつくる遺伝子を組み込み、自分で酵素を作ることができる品種が開発されました。酵素を加える手間やコストを省くことができると期待されています。