遺伝子組換えの基本情報

遺伝子組換えのメリット

紙の需要を支えるパルプ用樹木の研究

世界の人口は、今後ますます増加すると予測されており、現在の65億人から2050年には1.4倍の91億人に増加すると見通されています。より多くの食料を生産するために農地を確保する必要があります。その結果、植物の生育に適している土地は、優先的に農地として利用され、製紙用の植林地を確保することが困難になる可能性があります。そこで、遺伝子組換え技術を活用して、パルプを安定的に確保するための研究が行われています。たとえば、塩害や酸性土壌などの植物の生育に適さない不良土壌でも生育できる、環境ストレスに強いユーカリの開発がすすめられています。また、パルプ収量の多いユーカリやポプラなどの開発もすすめられています。パルプを精製する際の消費エネルギーが少なくすみ、樹木の成長が早くCO2吸収能力も大きいため、地球温暖化の防止にも大きく貢献するものと期待されています。