遺伝子組換えの基本情報

実用化されている遺伝子組換え作物

植物のウィルス病にかかりにくい作物

作物のウィルス病が発生して蔓延すると、作物は壊滅的なダメージを受けます。そこで、遺伝子組換え技術で、ウィルス病などにかかりにくい性質をもつ作物が開発されています。
作物は、あるウィルスに感染すると、そのウィルスに似た種類のウィルスには二重には感染しないという作用が知られています。この作用を利用できないかと考え、タバコモザイクウィルスというウィルスの外側をおおっているコートタンパク質をつくる遺伝子をタバコに導入したところ、タバコモザイクウィルスに感染しにくい性質を与えることに成功しました。
これまでに実用化されたウィルス病耐性作物には、タバコのほかにトマトやパパイヤ、ジャガイモなどがあります。このうち現在、広く栽培されているのはパパイヤで、ハワイのパパイヤのうち半分以上が遺伝子組換え品種です。
日本で食品として安全性審査が済んでいるものにジャガイモがあります。

(右)元気なパパイヤ(遺伝子組換え)

(左)病気のパパイヤ