ヒトの体は、遺伝子組み換えとそうでない食物の違い｜バイテク情報普及会

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GMO Answers

質問

質問者 Maxie10(マサチューセッツ州、デダム)

ヒトの体は、遺伝子組み換えとそうでない食物の違いを見分けられますか？つまり、それらが私たちの体内で消化されるときに、何か違いがあるのでしょうか？

回答

いいえ、ヒトの体はGMO（遺伝子組み換え作物）が含まれている食物とそうでない食物との違いは判断できません。体内では、同じように消化されます。

GMOには、植物が以前には生産していなかったタンパク質（あるいは、植物が生産するタンパク質とは少し違った型のタンパク質）を作り出す新たな遺伝子が導入されています。ヒトの体はすべてのタンパク質を、GMOであれ非GMOであれ、同じように扱います。それらのタンパク質が肉類に由来するものであれ、木の実や植物、魚などからのものであれ、元が何であるかに係らず、同じように消化するのです。口から入ったタンパク質は、すべて同じようにアミノ酸に分解された後、体内に吸収され、ヒトの体に必要なタンパク質を作るために利用されます。体は、タンパク質がGMO由来のものであろうとなかろうと構いはしません―それには関係なく、同じように取扱い、吸収します。

GMO作物に含まれるその他の成分に関しては、遺伝子組み換えでない作物と比べ、種類や量が同等であることを安全性評価の重要な一部として、そのGM作物の商業化（市場への導入のため）の承認を得る前に立証しなくてはなりません。