日本の遺伝子組換え

安全性確認のための法的手続き

遺伝子組換え作物の安全性評価の仕組み

たとえば、化学物質のリスクであれば、毒性の強さと摂取量で決まりますから、科学者や専門家が科学的にリスク評価をして基準値等を定めます。しかし消費者の気持ちとしては、ある化学物質の毒性の強さが強調されると、ついつい摂取量の概念については忘れられ「○○は危険だ」ということになりがちです。 このように消費者が求めるのは「有害」か「無害」か、二者択一になりがちです。化学物質については、有害性を主張するのはたやすいのですが、100%安全だと証明することは現代の科学ではなかなか困難です。そこでいくら科学的に安全性が確認されているものでも、「安心」という気持ちは得られないこともあります。 そこで安全と安心を少しでもつなげるために、リスクの概念について消費者に理解してもらおうと、現在リスクコミュニケーションという情報伝達の手法が求められています。絶対的にいいか、絶対的に悪いか、どちらかに話が分かれてしまわないよう、科学的な話をわかりやすく、きちんと伝えることが必要になっているのです。