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ハクサイのゲノム解読国際プロジェクトに日本が参画、ゲノム解読に成功

 中国、英国、韓国を中心とする合同国際ハクサイゲノム解読プロジェクトに日本が参画し、アブラナ科の作物では初めてとなるハクサイのゲノム遺伝情報)解析に成功しました。その研究成果は、米科学誌ネイチャージェネティクスの今月(10月)号に掲載されました。

 研究は、独立行政法人理化学研究所、岡山県農林水産総合センター生物科学研究所、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所の研究グループと、中国、イギリス、韓国を中心とする「国際ハクサイゲノム解読プロジェクト」(日本からはかずさDNA研究所が参加)とが連携して行われたものです。今回、約4万種の遺伝子を同定し、ハクサイゲノム配列中でタンパク質をコードする遺伝子を特定することに成功しました。

 ハクサイは、植物で初めてゲノム解読されたモデル植物のシロイヌナズナと同じアブラナ科に属する作物です。そのため、シロイヌナズナで得た知見を作物研究へ応用展開する際に起点となる植物として注目されていました。研究の結果、ハクサイとシロイヌナズナの遺伝子配列には高い類似性が見られることがわかり、シロイヌナズナで蓄積、公開されている約2万6000個の遺伝子の位置や機能情報がハクサイでも利用可能となりました。

 今回の研究で得たハクサイゲノム情報は、モデル植物から作物へと応用研究を展開する際の起点となる成果です。今後、シロイヌナズナで得た知見から作物への応用展開により、作物からの有用遺伝子単離や、品種改良のスピードなどが、ますます加速するものと期待されます。

参照URL
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/vegetea/013124.html

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