よくある質問

基礎編

どうして遺伝子組換え作物の栽培が増えてきたのでしょうか。

農作物の生産にかかる手間やコストが削減され、特に発展途上国において経済的、また社会的な利益を上げるとともに、環境問題、世界人口増加にともなう食糧問題に貢献する手段となりうるためです。

遺伝子組換え作物栽培による農薬使用量の減少(全世界)

遺伝子組換え作物の形質 農薬の有効成分量の変化[t] 環境影響※(EIQ)の変化[%]
除草剤耐性ダイズ -2.3 -14.5
除草剤耐性害虫抵抗性ダイズ(掛け合わせ) -210.5 -13.5
除草剤耐性ナタネ -18.4 -27.9
除草剤耐性ワタ -21.3 -9.5
害虫抵抗性トウモロコシ -71.7 -53.1
害虫抵抗性ワタ -227.5 -29.4
除草剤耐性テンサイ 1.7 -0.8
合計 -550.4 -19

※EIQ(Environment Impact Quotient) :特定の農薬の環境への影響を、その毒性と暴露の度合の係数で表したもの
(出典:PG Economics Ltd「世界の遺伝子組換え作物の栽培が環境や経済にもたらすインパクト1996-2013」)

遺伝子組換え作物を栽培することで農薬の使用量を減らすことができるため、農薬の散布にかかる手間やコストを大幅に削減できます。

遺伝子組換え作物の導入による農業所得の向上

1996-2013年
アメリカ 578億ドル
アルゼンチン 176億ドル
中国 162億ドル
インド 167億ドル
ブラジル 118億ドル
カナダ 56億ドル
南アフリカ 16億ドル
パラグアイ 9億ドル
オーストラリア 9億ドル

(出典:PG Economics Ltd 「世界の遺伝子組換え作物の栽培が環境や経済にもたらすインパクト1996-2013」)

2014年、遺伝子組換え作物の栽培は、1650万人の小規模農業生産者の貧困の緩和に貢献しています。

◆世界の穀物生産量と単収の推移と見通し

1970年
ボーローグ博士が“緑の革命” で
植物品種改良家として初のノーベル賞受

1996年
遺伝子組換え
作物導入

高収量品種の開発と
普及が単収の向上のカギ

※単収:単位面積当たりの収量

(出典: 農林水産省「平成26年度 食料・農業・農村白書」)

穀物の生産量は、主に単収の伸びにより、需要量の増加に対応しています。
世界の人口は現在の72億人から、2050年には1.4倍の91億人に増加すると見通されており、さらなる高収量品種の開発と普及が望まれます。

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