よくある質問

基礎編

身の回りで使われている遺伝子組換え技術にはどんなものがありますか。

遺伝子組換え技術は、農作物だけではなく、食品や工業製品、医薬品など幅広く活用されており、多様な分野に貢献しています。また、遺伝子組換え技術を利用して、環境をきれいにする研究も進められています。ちなみに、農業分野で利用される遺伝子組換え技術をグリーンバイオテクノロジーと呼ぶのに対し、工業分野をホワイトバイオテクノロジー、医薬品をレッドバイオテクノロジー、環境分野をグレーバイオテクノロジーと呼ぶこともあります。

①.食品工業

遺伝子組換え技術は酵母や麹菌の育種、甘味料の製造、また食品添加物にも利用されています。牛乳を凝固させる酵素キモシン」はナチュラルチーズの製造に欠かせませんが、天然のキモシンは仔牛の第4胃の中で分泌されるもので、大量に抽出することができず、貴重で高価なものでしたが、キモシンを作る遺伝子を微生物に組み込むことで大量に生産することが可能になりました。

食品工業

②.医薬品

遺伝子組換え技術を用いて製造したヒトインスリンやB型肝炎ワクチンなど、医療分野ではすでに数多く商品化されています。糖尿病に使うインスリンは、以前はブタなどから抽出していましたが、遺伝子組換え技術によってヒトインスリンが大量供給できるようになりました。他にも、遺伝子組換え植物を用いた医薬成分・原料製造などの研究も進められています。

医薬品

③.工業製品

医薬品

限りある化石燃料に代わるエネルギー源として、植物を使ったバイオ燃料の利用が注目されています、遺伝子組換え技術を使ってエタノールを効率よく生産する開発が進められています。

④.環境分野

遺伝子組換え技術を使って、環境をきれいにする研究も進められています(バイオレメディエーション)。環境汚染物質の分解除去、吸収を行うための環境浄化能力の高い微生物や植物の開発や、廃棄問題に対応した生分解性プラスチックを生産する微生物や植物の開発が行われています。

環境分野

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