世界各国の最新研究状況【米国】

飼料やバイオ燃料源として有用な農作物の研究

トウモロコシは食品以外に、飼料としても大変重要な作物です。そして、これから増加が見込まれているのがバイオエタノールなどの燃料用途としてのトウモロコシの活用です。そこで、飼料や燃料の原材料としてより適した品種の開発が、遺伝子組換え技術を用いて進められています。
飼料用途としては、家畜に必要なアミノ酸リシンを多く含むトウモロコシが開発されています。リシンは動物の筋肉の発達に欠かせないアミノ酸で、通常のエサにはリシンを添加して不足を補っています。しかし、リシンは比較的コストが高いのですが、高リシントウモロコシの場合は後から添加する必要がないため、畜産業者の生産コスト削減と生産効率向上につながります。
また、石油などの化石燃料にかわる新たな燃料のひとつとして、トウモロコシなどの植物由来のバイオエタノールが脚光をあびています。バイオエタノールは、デンプンなどの糖類を醗酵させてつくるため、発酵に必要な糖質をより多く含むトウモロコシの品種改良が進められています。