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コーデックス委員会バイオテクノロジー応用食品特別部会 今年9月に日本で開催予定
2005年9月から日本においてコーデックス委員会バイオテクノロジー応用食品特別部会(CTFBT)が開催される予定です。
コーデックス委員会は、国際食品規格の策定を行っている国際政府間組織で、1962年にFAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)によって合同で設立されました。遺伝子組み換え食品については、1999年の総会においてCTFBTが設置され、日本が議長国となって、4年間にわたる検討の結果「モダンバイオテクノロジー応用食品のリスク分析に関する原則」、「組換えDNA植物由来食品の安全性評価の実施に関するガイドライン」、「組換えDNA微生物利用食品の安全性評価の実施に関するガイドライン」、その他アレルギー誘発性評価に関する添付資料などをとりまとめました。これらは、コーデックスに加盟する各国におけるリスク評価や管理方法などの基準として用いられています。
昨年のコーデックス総会において、遺伝子組み換え食品に関する新たな国際規格やガイドライン等を作成するために、2005年から4年間、CTFBTが開催されることになり、前回の実績から日本が再度議長国を務めることが求められていました。
正式決定は、今国会で平成17年度予算として了承されてからとなりますが、日本は既に議長国受諾書を提出しており、既に開催に向けた準備を進めています
今回のCTFBTでは、動物や新たな特性を付加した植物などの新たなテーマについて取り組むとみられていますが、具体的な検討対象課題は、第1回目の会議において議論される予定です。