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東京都が遺伝子組み換え食品の適正表示を確認
東京都では、安全性未審査の遺伝子組み換え食品が流通していないかどうかや、安全性審査済みの遺伝子組み換え食品が適正に表示されているかどうかの確認を行っています。この度、東京都福祉保健局より平成19年度の調査結果が発表されました。
安全性審査の済んでいない遺伝子組み換え食品については、国内での流通は一切認められていません。今回の調査で、コメ加工品、トウモロコシ、トウモロコシ加工品及びパパイヤの合計95検体の検査を実施したところ、安全性未審査の遺伝子組み換え食品は検出されませんでした。
一方、7作物88品種の遺伝子組み換え作物については、安全性審査手続きが完了しており(平成20年4月現在)、国内での食品としての利用が認められています。これらの食品には、消費者の選択に資する目的で「食品衛生法」及び「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」に基づく表示が義務付けられています。また、分別生産流通管理(IPハンドリング)が適切に行われたことが証明されているものに関しては5%までの意図しない混入が認められています。
安全性審査済みの遺伝子組み換え食品に関しては、ダイズとトウモロコシの農産物56検体及び、大豆とトウモロコシ加工品の87検体の検査を実施したところ、検体の一部には安全性審査済みの遺伝子組み換え食品が検出されたものの、分別生産流通管理は適切に実施されており、5%以下の含有量であることが確認されました。
今回の結果から、安全性未審査の遺伝子組み換え食品が流通していることはなく、安全性審査済みの遺伝子組み換え作物の分別生産流通管理及び表示は適切に実施されていることが確認されました。
東京都ホームページ:
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2008/05/60i5t200.htm