プレスリリース
バイテク情報普及会 第6回高校生科学教育大賞 授賞校決定のお知らせ
最優秀校は京都府立桂高等学校
「懸崖菊優良品種の茎頂培養による保全と重イオンビームによる新品種の育成」
活動費用として100万円を支援
バイテク情報普及会は、持続可能な農業の実現や食料の安定供給への貢献を念頭に、バイオテクノロジーの重要性をご理解いただくため、様々な活動を行っております。その一環として、これからを担う高校生の皆様に「植物バイオテクノロジー」と「持続可能な農業」についてより深く学び考えるきっかけとしてもらうことを目的とした「高校生科学教育大賞」を2017年に創設しました。支援対象となる科学教育活動を公募し、採択校にはその活動費用として1校につき最大100万円の支援を行っています。
第6回となる本年は、全国各地の高等学校から合計13件の応募を頂きました。小泉 望氏(大阪公立大学大学院 農学研究科 教授)、小島 正美氏(食生活ジャーナリストの会・前代表)、高島 賢氏(農林水産省 消費・安全局 農産安全管理課 審査官)の外部委員及びバイテク情報普及会 会員企業から成る選考委員会において、各校より提出された申請書類に基づき厳正な審査を重ねた結果、下記の高等学校を授賞校に選定し表彰するとともに、その活動を支援することを決定いたしました。
最優秀賞には、京都府立桂高等学校(京都府京都市)の「懸崖菊優良品種の茎頂培養による保全と重イオンビームによる新品種の育成」が選ばれ、バイテク情報普及会より活動支援金として100万円が給付されます。京都府向日市の特産品である懸崖菊(けんがいぎく)の生産農家が1軒だけになった状況をバイオテクノロジー技術で救おうとする着想が非常に優れており、持続可能な農業と植物バイオテクノロジーの両方に関連する充実したテーマで、かつ地域への貢献が期待できる点が高く評価され、最優秀賞の授賞に至りました。
また、優秀賞には兵庫県立伊川谷北高等学校(兵庫県神戸市)の「ゲノム編集トマトを用いた分子生物学実験の教材開発とその実践」、広島県立西条農業高等学校(広島県東広島市)の「農業女子が昆虫を育てて食べる!~広島の特産物残渣を餌にした食用昆虫,宇宙へ~」、お茶の水女子大学附属高等学校(東京都文京区)「メタンガス排出量を減少させる効果のある紅藻カギケノリによる地球温暖化対策の促進」の3校が選ばれ、各校に支援金として10万円が給付されます。
その他授賞校などの詳細については以下URLウェブサイトをご覧ください。
https://cbijapan.com/education/
プレスリリース本文(PDF)
https://cbijapan.com/wp-content/uploads/2022/07/20220707_CBIJ_Press_Release.pdf