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産業技術総合研究所等、世界で初めて遺伝子組み換え作物を使い動物薬を生産
遺伝子組み換えイチゴで生産するイヌインターフェロンが、動物薬として承認されたという朗報が、2013年10月17日に産業技術総合研究所とホクサン株式会社(北海道北広島市)などから発表されました。
産総研は、新しい医薬品開発技術として、植物の遺伝子組み換え技術による医薬品原材料生産技術の開発を実施し、医薬品原材料を作る遺伝子組み換え植物の栽培・生産方式として「医薬品原材料生産のための完全密閉型遺伝子組み換え植物工場」を世界に先駆けて開発しています。
この技術を活用して、産総研とホクサン、北里第一三共ワクチンが共同開発してきたイヌ歯肉炎軽減剤「インターベリーα」がイヌ用歯肉炎軽減剤として製造販売承認申請が認可されました。インターベリーαは、イヌインターフェロンを発現させた遺伝子組み換えイチゴの果実が原料です。
遺伝子組み換え植物体そのものが動物用医薬品として承認されるのは世界で初めてで、日本の遺伝子技術研究のレベルの高さを示すとともに、今後の更なる展開が期待されます。
詳しくは下のサイトをご覧ください。
産業技術総合研究所のサイト:
http://unit.aist.go.jp/bpri/jp/special-PF4.html
ホクサン株式会社のサイト:
http://www.hokusan-kk.jp/info/index.html