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農林水産技術会議 遺伝子組み換え技術を用いたスーパー樹木が地球を救う

農林水産技術会議では青少年を対象に、マンガと解説を組み合わせた「農と食のサイエンス」を発行し、農林水産業の最新の研究結果を分かりやすく説明しています。3月31日に第4号が発刊され、その中で、遺伝子組み換え樹木の地球温暖化へ貢献する可能性を紹介しています。冊子では、二酸化炭素を吸収する樹木は、地球温暖化の防止にとても有効だと考えられていますが、乾燥や塩害などで荒れた土地(荒漠地)では樹木は育たないこと、一方で、遺伝子組み換え技術を用いて開発されたスーパー樹木は荒れた土地でも育つことができる、と紹介しています。仮に世界中すべての荒漠地にスーパー樹木を植えると、その二酸化炭素吸収量は、私たちが化石燃料を使用して排出している量に相当すると、その可能性を述べています。遺伝子組み換え樹木では、すでにユーカリやポプラなどが開発されていることを紹介し、実際の利用の為に、今後も生態への影響などの研究開発を進めることが大切だとしています。

農林水産技術会議 農と食のサイエンス 第4号
http://www.s.affrc.go.jp/docs/agiri_food/top.htm

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