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オーストラリア 来年から2州で遺伝子組み換えナタネの栽培が可能
オーストラリアのニューサウスウェールズ州とビクトリア州は11月27日、遺伝子組み換えナタネの商業栽培について、モラトリアム(一時停止)を解除すると発表しました。オーストラリアでは2003年から遺伝子組み換えナタネの商業栽培が認可されていましたが、2004年にナタネ栽培州で遺伝子組み換え作物のモラトリアムが発令されました。今回の解除により、来年からこの2州で遺伝子組み換えナタネの栽培が可能となります。
オーストラリアでは遺伝子組み換えワタがすでに栽培されており、その結果農薬の使用量が75%減少したといわれています。ビクトリア州政府のJohn Brumby首相は今回のモラトリアム解除を受けて、新たに遺伝子組み換えナタネの栽培を行う事によって農薬使用量の減少だけでなく、不耕起栽培の導入などによる土壌流出の減少が期待できると述べ、「生産者の栽培の選択の幅を広げ、環境にも大きなメリットになるだろう」とコメントしています。
ビクトリア州政府ホームページ