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8品種の遺伝子組み換え作物 カルタヘナ法に基づく安全性認可を取得
農林水産省と環境省は4月10日付けで、7品種の遺伝子組み換えトウモロコシと1品種の遺伝子組み換えワタについてカルタヘナ法に基づく第一種使用等規定の承認を行いました。これらの日本の環境に対する安全性は、カルタヘナ法に基づき学識経験者によって問題がないことが確認され、一般からの意見募集も経て、承認されました。食品や飼料としての安全性についても、食品衛生法・飼料安全法に基づいて既に確認されています。
これによって、カルタヘナ法・食品衛生法・飼料安全法の全てに基づく安全性が確認され遺伝子組み換え食品は、トウモロコシ21品種、ワタ10品種、アルファルファ3品種、大豆1品種、ナタネ1品種で、合計36品種となりました。
今回認可されたトウモロコシ には、除草剤への耐性と、コーンルートワーム(根きり虫)というコウチュウ目の害虫やコーンボーラー(アワノメイガ)というチョウ目害虫に抵抗性を持つものがあり、一つの品種で両方の特性を併せ持つ、いわゆる掛け合わせ品種(スタック)も含まれています。これらは除草 と害虫駆除にかかる作業や農薬などが同時に削減できることから、生産者にさらなるメリットをもたらすことが期待された作物です。