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メディアセミナー:フィリピンにおけるバイオテクノロジー ?遺伝子組み換えトウモロコシの生産およびゴールデンライスの開発?

バイテク情報普及会は5月21日、第11回メディアセミナー「フィリピンにおけるバイオテクノロジー」を開催し、約50名のメディアや関係者らが参加しました。フィリピンから、ゴールデンライスの開発に携わっているイネ研究所主任科学研究官のロードラ・ロメロ・アルデミタ博士(Dr. Rhodora R.Aldemita)を講師としてお招きし、フィリピンにおける遺伝子組み換え作物の開発や栽培状況、またゴールデンライスの実用化に向けた研究開発の動向などについてご講演いただきました。

フィリピンでは2002年に初の遺伝子組み換えトウモロコシの栽培承認がなされてから、2006年にはBt害虫抵抗性)トウモロコシの栽培面積が約9万5千ヘクタールに増加しました。これは、同国のトウモロコシの総栽培面積の約4%にあたります。

またフィリピン稲研究所では、世界各国の研究者と協力し、遺伝子組み換え技術によりベータカロテンを豊富に含むゴールデンライスの研究を行っています。背景には、発展途上国における子供の貧血や失明の原因となっている深刻なビタミンA欠乏症があります。ゴールデンライスの商業化は、その解決策の一つとして有望視されているのです。

アルデミタ博士は、約70gで1?3歳の小児の推奨量(RDA)の半分を摂取できるベータカロテンを含むゴールデンライスの開発や、高い収量が得られるように、効率的な生産に向けた取り組みなどを紹介しました。また、さまざまな試験などを経て、2011年の生産を見込んでいると語りました。

フィリピンでは、国民の70%以上が遺伝子組み換え技術を受け入れていることが調査結果により示されています。その理由についてアルデミタ博士は、科学技術庁長官や司祭、学者、メディアをまき込んだ幅広い広報活動を紹介し、「バイテクが将来に大きな可能性を持っていることを多くの人が認識しているからではないか」と情報提供の重要性を述べました。

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