GMO Answers 回答者
ニコラス・ストーラー博士
Dr. Nicholas Storer
ダウ・アグロサイエンス社、科学、バイオテクノロジー規制及び政府関係グループ、グローバル・リーダー
ニコラス・ストアー博士は、米国を本拠とするダウ・アグロサイエンス社の科学、バイオテクノロジー規制及び政府関係グループのグローバル・リーダーです。ストアー博士は、遺伝子組み換え作物の環境リスク評価や害虫抵抗性管理を含め、同社のバイオテクノロジー科学規制プログラムの開発、監督責任を負っています。
博士は、規制の観点から見た遺伝子組み換え作物の環境リスクやベネフィットについて、その道の第一人者として、世界中のアカデミア並びに政府から依頼を受け助言を行っています。
彼は現在、クロップライフ・インターナショナルの環境リスク評価プロジェクトチーム並びに殺虫剤抵抗性行動委員会の植物バイオテクノロジーチーム、それぞれの代表を務めています。また、以前には、米国におけるBt作物の研究とスチュワードシップを推進する産業組織である、農業バイオテクノロジー・スチュワードシップ技術委員会(ABSTC)の代表を務めていました。
ストアー博士には、遺伝子組み換え作物の安全性評価や環境リスク評価、害虫抵抗性管理に関連して、20以上の学術論文、書籍、評論の著作あるいは共著があります。英国ケンブリッジ大学で自然科学の学士号を、スコットランド、グラスゴー大学で動物学の修士号を取得、その後米国ノースカロライナ州立大学で昆虫学の博士号を取得しています。