GMO Answers 回答者
ヴィヴィアン・モーゼス
Vivian Moses
ロンドン大学キングス・カレッジ、糖尿病・栄養科学学部、GM作物・食品の共編者
ヴィヴィアン・モーゼス氏は、生化学者及び微生物学者であり、これらの分野に長い経験を有しています。彼は、1970代にバイオテクノロジーに興味をもちはじめました、きっかけは石油産業との関連性からでした。 農業バイオテクノロジー製品が小売市場に出回り始めた頃、彼は消費者の反応と行動について、特に関心を持つようになりました。1990年代の半ばからは、CropGenインフォメーションサービス(彼はここの会長である)並びにいくつかのEUプロジェクトを通して、一般の人々のGM作物や食品に対する意識を探るとともに、これらの推進に向け、積極的な活動を行ってきました。 ロンドン大学のクイーン・メリー・カレッジで、微生物学の教授を務めた後、現在、同大学のキングス・カレッジ並びにユニバーシティ・カレッジで、それぞれ微生物学と生物学の客員教授を務めています。
彼は、160以上の研究論文や総説を著している他、バイオテクノロジー関係の幾つかの書籍の共著者、共編者にもなっています。これらの書籍には、バイオテクノロジーの主要な教科書である「サイエンスとビジネス」(1991年第2版、1999年)が含まれており、科学のみならず、工業や商業、そして法的な観点から、バイオテクノロジーが論じられています。 1987年には、彼は、Archaus Ltdの創設に携わっています。この会社は、小さなバイオテクノロジーのベンチャー企業で、貯水池での原油回収の効率改善に向け、微生物学の活用を探求しています。