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IFST、科学者や技術者の遺伝子組み換え作物への対応は世界人口増加と食糧問題に不可欠

英国の食品科学技術研究所(IFST:The Institute of Food Science & Technology)は2008年9月に遺伝子組み換えと食品に関する新たな声明を発表しました。
遺伝子組み換え作物はこれまでの11年間に世界中の多くの国で栽培されており、約1200万人の生産者のうち、約1100万人は貧しい生産者が占めています。声明では、遺伝子組み換え作物が人の健康へ悪影響を与えた事例はこれまでになく、経済的コストやエネルギー利用、農薬使用量、燃料使用量、土壌流出、地球温暖化ガス排出等を低減することができるとともに、良質な作物の安定供給にも貢献できると述べています。

さらに、こうした遺伝子組み換え作物がもたらす効果に加え、「第二世代」と呼ばれる遺伝子組み換え作物や研究開発中の作物には、栄養価が高い、肥料の利用効率が良い、干ばつなどの悪天候下や不良土壌でも生育できる等の新たな特徴が期待できるとしています。

IFSTでは、食品科学者や技術者がこれまで行ってきたような安全性や環境影響、情報、倫理などの分野で充分な対応をこれからも継続していくことが、遺伝子組み換え作物の責任ある導入につながると考え、増加し続ける世界人口による課題解決に貢献するこの技術から利益を享受していくためにも、これらの対応は今後も不可欠であるとしています。

IFSTホームページ
http://www.ifst.org/uploadedfiles/cms/store/ATTACHMENTS/gm.pdf

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