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第2回高校生科学教育大賞 最優秀賞 広尾学園高等学校の授賞式を行いました

バイテク情報普及会は、2018年6月20日、高校生科学教育大賞で最優秀賞に選ばれた広尾学園高等学校の授賞式を当校にて執り行いました。

バイテク情報普及会は、高校生及び高等専門学校の皆様に「持続可能な農業」や「植物バイオテクノロジー」についてより深く学び考えるきっかけとしてもらうことを目的とした教育支援活動を行っております。その一環として、「高校生科学教育大賞」を2017年に設立し、高校生及び高等専門学校の皆様から支援対象の科学活動を公募しております。第2回となる本年は、全国から21校の応募をいただきました。

その中で広尾学園高等学校 2年生 石田萌音さん自身の発意による応募「シロイヌナズナ感受性変異体を用いたカドミウム耐性機構の解析」という活動計画が、2018年5月に開かれた選考会において、満場一致により最優秀賞に選ばれました。また、当教育活動の費用としてバイテク情報普及会より100万円を支援することが決定されました。

この活動計画は、植物により土壌中の重金属(本研究ではカドミニウムを対象)を効果的に除去できる方法の確立を目的とした研究です。シロイヌナズナ感受性変異体を用いて、シロイヌナズナのカドミウムの吸収効率及び耐性機構を明らかにすることで、カドミウム汚染地のファイトレメディエーション技術の確立に役立つことが期待されます。

授賞式では応募者の広尾学園高等学校 石田萌音さんに賞状・楯・目録を授与しました。バイテク情報普及会事務局長の熊谷善敏より「生徒自身の発意による応募であり、バイオテクノロジーを使って課題解決しようとする熱意や、研究としてのレベルの高さ、計画性に優れている点が高く評価され、最優秀賞に選ばれた」と授賞理由の説明があり、石田さんからは本賞に選ばれたことのみならず、研究環境を提供してくれた学校及び先生、モチベーションを高めてくれた友人等への感謝の意が表され、「本支援金を用いて今後更に研究へ邁進していきたい」と、喜びを語ってくれました。

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