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第4回高校生科学教育大賞 最優秀賞 常総学院高等学校の授賞式をリモートで行いました

バイテク情報普及会は、2020年7月29日、第4回高校生科学教育大賞で最優秀賞に選ばれた常総学院高等学校(茨城県土浦市)の授賞式を行いました。本年は新型コロナウイルス感染の影響を鑑み、リモートでの開催となりました。常総学院高等学校から校長の坂田英一先生、担当教員の大熊宏宜先生と生徒代表にリモートで参加いただき、バイテク情報普及会事務局長の熊谷善敏より表彰状の読み上げを行いました。尚、表彰状と楯は事前に送付しました。

バイテク情報普及会は、高校生及び高等専門学校の皆様に「持続可能な農業」や「植物バイオテクノロジー」についてより深く学び考えるきっかけとしてもらうことを目的とした教育支援活動を行っております。その一環として、「高校生科学教育大賞」を2017年に設立し、高校生及び高等専門学校の皆様から支援対象の科学活動を公募しております。第4回となる本年は、全国から15件の応募をいただきました。

その中で常総学院高等学校が応募した活動計画「高校生 (スマート)農業を始めるまでの全記録」が選考会において最優秀賞に選ばれ、当活動の支援金として50万円がバイテク情報普及会より支給されることになりました。

この活動計画は、農作業経験が全くない高校生が、ゼロから農業を始めようとするとどのような疑問や課題が生じるのか、新規参入にあたり、どれほどのハードルがあるのか、行政機関から受けられるサポートはどのようなものがあるのか、そして初期費用や人件費等の収支計算といった知識習得と学びを通じ、高校生にとって農業は魅力的な産業として映るのかをドキュメンタリー動画として記録するというものです。日本の農業が抱えている問題を明らかにするとともに、若者が農業を職業として選択してくれること、また持続可能な農業を実現するための社会貢献が期待できる点が高く評価され、最優秀賞の授賞に至りました。(活動計画概要PDF

担当教員の大熊宏宜先生から授賞式で頂きましたコメントを以下にご紹介いたします。

常総学院高等学校 大熊宏宜先生の受賞コメント

この度は、高校生科学教育大賞において最優秀賞を頂きまして本当にありがとうございます。新型コロナウイルスは私の中では、この賞に応募させて頂く大きなきっかけとなりました。

このようにリモートでいろいろとやり取りさせて頂いておりますが、やはりウイズコロナまたアフターコロナにおいては働き方が少し変わりゆくのかなと感じています。政府より在宅勤務7割ぐらいを目指してほしいという報道がありましたが、そういった中で農業というのはある意味強い産業で、女性も非常に参加しやすい職業です。昔ながらの日本の風景になってしまうかもしれませんが、子供を身近に置きながら農業をする。茨城県内でもそのような女性が活躍しており、農業を主とした企業も多く存在します。そのようなところも参考にさせてもらいながら、活動を進めたいと考えています。おかげさまで、参加生徒は現在までに46名集まっており、3チームぐらいに分かれ、計3本のドキュメンタリー動画を撮ることを計画しています。

この活動に参加する生徒たちは、自ら手を挙げてきた子たちで、とても前向きに頑張ろうとしております。8月の夏休み期間中1か月を大いに使って活動を進めたいと思います。

ご支援いただきました活動費を大切に使わせて頂きます。生徒たちには、高校生らしく失敗を恐れずに、どんどんチャレンジするようにアドバイスをしておりますので、どのような動画ができあがるのか私自身も楽しみにしているところです。

私たちの活動へのご支援、本当にありがとうございました。

 

2020年7月21日プレスリリース:
バイテク情報普及会 第4回高校生科学教育大賞 授賞校決定のお知らせ
https://cbijapan.com/news/3502/

バイテク情報普及会 高校生科学教育大賞
https://cbijapan.com/education/

 

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