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「生物工学会誌」に掲載された解説記事のご紹介

掲載日:2023年2月28日

バイテク情報普及会の上部組織であるクロップライフ・インターナショナルは、Journal of Regulatory Science誌第9巻第1号(2021)に、科学的かつ国際的に調和した遺伝子組換え作物の規制制度実現のための複数の提言を発表いたしました。

今回、上記提言のうち食品および飼料の安全性評価に関わる4報につきまして、バイテク情報普及会の助成のもと元内閣府食品安全委員会事務局技術参与である松井恭子氏にご執筆いただいた邦文解説記事が生物工学会誌に掲載されましたので、紹介させていただきます。

松井恭子 (2023). 遺伝子組換え(GM)植物を用いた食品および飼料の安全性評価における合理的手法と展望. 生物工学会誌. 2023 年 101 巻 2 号 p. 96-101.
https://doi.org/10.34565/seibutsukogaku.101.2_96

この解説記事では、論文が提唱する仮説主導型の段階的評価アプローチについての解説に加え、食品安全委員会が2004年に作成した「遺伝子組換え食品(種子植物)の安全性評価基準」との比較も行われています。食品安全委員会では現在この評価基準の見直しが進められており、Journal of Regulatory Science掲載論文は参考資料の一つに掲げられています。

なお、バイテク情報普及会のウェブサイトでは、Journal of Regulatory Science誌掲載論文を要約したインフォグラフィックおよびファクトシートや、環境リスク評価に関する解説記事も紹介しておりますので、併せてご清覧いただければ幸いです。

規制の国際的調和
https://cbijapan.com/about_legislation/convention/regulation/

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