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ひかる熱帯魚

赤やブルー、グリーンなど、色鮮やかな熱帯魚は愛好家も多く、ペットショップでは様々な品種が販売されています。水草やサンゴなどを組み合わせた幻想的なアクアリウムの中を、優雅に漂う熱帯魚を眺めると、癒しを感じる人も多いのではないでしょうか。

観賞魚として販売されている熱帯魚は、川や湖などから採取してきた野生種もありますが、野生種を交配して品種改良された品種も多くあります。グッピーやネオンテトラなどは、色や形の変わった新品種が次々と登場して、愛好家たちを楽しませてきました。

そしてこの度、赤い蛍光色を発する熱帯魚が米国にお目見えすることになり、話題を呼んでいます。この熱帯魚は商品名「Glo Fish」といい、遺伝子組み換え技術を用いて、ゼブラフィッシュにサンゴの遺伝子を組み込んで開発されました。通常は赤色で、UVライトのもとでは蛍光色を発するそうです。

安全性についてFDAでは、今までゼブラフィッシュは米国において長年販売されてきた実績があり、これまで環境へ影響を与えたことは報告されていないこと、食用ではなく観賞魚であることから、この「Glo Fish」を規制する必要はないとコメントしています。

ゼブラフィッシュは研究用によく使われる魚で、蛍光色のゼブラフィッシュも、もともとは水質などの環境汚染の調査のために開発されたものでした。学術的な研究の成果が新しい観賞魚を誕生させました。

Glo Fishのホームページ
http://www.glofish.com/
FDAのホームページ
http://www.fda.gov/bbs/topics/NEWS/2003/NEW00994.htm

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