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日本で初めて「遺伝子組み換え」表示をつけた納豆の販売が開始
食品バイオ関連のベンチャー企業(有)A-HIT Bioは、11月28日より遺伝子組み換え大豆を95%以上使用した納豆「Dr.冨ちゃんの『納豆のススメ』」の販売を開始しました。
この納豆は、同社の科学技術アドバイザー冨田房男北海道大学名誉教授が開発したもので、米国産の除草剤耐性遺伝子組み換え大豆を原料に、北海道大学伝統の製造技術により製造され、納豆の旨味成分である遊離アミノ酸値が最も高くなるところでフリーズパックされているとのことです。
発売開始に当たって記者説明会が開かれ、池田順子代表取締役社長が商品コンセプトを説明しました。
冨田氏は、遺伝子組み換え大豆を使用する理由について、遺伝子組み換え農作物は厚生労働省、FDA(米国食品医薬品局)、EU、その他多くの国々で科学的に安全性が確認されているにもかかわらず、これまで消費者は口にする機会がなかったとして、「バイオを消費者に正しく理解してもらうためにも、実物を食べられる機会をつくりたい。」と述べました。
また、「この大豆は不耕起栽培できるので、耕起のために使われていた石油エネルギーを削減できる」と語り、遺伝子組み換え農作物は、環境面でも利点があると説明しました。
「Dr.冨ちゃんの『納豆のススメ』」は通信販売のみの取り扱いとなります。購入方法や価格などは、A-HIT Bio社のホームページをご参照下さい。