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国際連合食糧農業機関(FAO)報告書;2013年の世界の穀物生産量は史上最高値に

 2013年7月、国際連合食糧農業機関(FAO)は、「Crop Prospects and Food Situation report(穀物見通しと食料事情) No.2」を公表しました。報告書によると、2013年の世界の穀物生産は前年比7%増が見込まれており、世界の穀物生産量は史上最高値の24.79億トンに達すると予想され、2013-14年期には安定した市場となることが期待されています。
 穀物ごとの内訳を見ると、小麦生産量が前年比6.8%増の7.04億トン、粗粒穀物生産量が前年比9.7%の大幅増の12.75億トン、米生産量は暫定で1.9%増の5億トン(精米換算)と見込まれています。
 また、低所得食料不足国において、前期比約5%の穀物輸入量の増加が見込まれ、エジプト、インドネシア、ナイジェリアで特に大きな輸入量になると予測されています。
 一方で、シリア、エジプト、中央アフリカなどの開発途上国においては深刻な食糧不安が続いており、全体として34の国々が国外からの食料支援を必要とし、うち27ヵ国がアフリカ諸国であると報告しています。

詳細は、FAOが2013年7月に公表した報告書をご参照下さい。(英語)
http://www.fao.org/docrep/018/aq114e/aq114e00.htm

報告書についてのFAOの見解はこちらからご覧になれます。(英語)
http://www.fao.org/news/story/en/item/179967/icode/

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