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オーストラリア 病原菌に抵抗性を持つ遺伝子組み換えバナナの研究に期待

現在、世界で栽培されているバナナの品種は、キャベンディッシュ種が大半を占めているといわれています。そのため、病原菌などが感染すると大規模に広がり、深刻な被害をもたらすのではないか、といわれています。オーストラリア北部では土壌病原菌による被害が出ており、遺伝子組み換え技術による病害抵抗性バナナの試験が進められていることが、EurekAlertで報告されました。
EurekAlertはアメリカ科学振興協会(American Association for the Advancement of Science; AAAS)が大学、医療など様々な研究機関のニュースを提供するサービスです。

これまで、オーストラリアのクィーンズランド工科大学では、バナナを脅かす病原菌であるフザリウム萎調凋病 に対して、抵抗性を持つ遺伝子組み換えバナナの試験栽培を含めた研究を進めてきました。今後、遺伝子組み換えバナナの試験栽培と研究を続け、James Dale教授は、遺伝子組み換えバナナの病原抵抗性が確立、評価されることで、世界的にもバナナ生産の未来に貢献できるだろう、と述べています。 

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