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欧州委員会 遺伝子組み換えジャガイモ「アムフローラ」の商業栽培を認可

欧州委員会は、遺伝子組み換えジャガイモ「アムフローラ」の商業用栽培と、副産物の飼料用の使用について、この3月上旬に認可しました。また同時に、遺伝子組み換えトウモロコシ3種についても食品・飼料としての市販を認可しました。この認可は10年間有効とされるものです。

アムフローラは、独BASF社が開発した遺伝子組み換えジャガイモで、従来のジャガイモがでんぷんにアミロペクチンとアミロースの2成分を含んでいるのに対して、アミロペクチンだけを作るように改良されたジャガイモです。食用ではなく製紙、繊維などの工業用でんぷんとしてはアミロペクチンだけの組成が適しています。またでんぷん副産物の飼料の使用も認められました。

アムフローラの安全性評価は、EFSA(欧州食品安全機関)における長年の議論で、科学的にみて安全性が問題ないとの結論を受けて、欧州委員会が今回の認可に至りました。欧州委員会が域内で遺伝子組み換え作物の栽培を許可したのは、1998年以来で12年ぶりの認可となりました。認可を受けて同社ではスウェーデン、ドイツ、チェコで作付けを始める見通しだそうです。

詳細は下記HPまで。
http://ec.europa.eu/food/index_en.htm
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/10/222&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en

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