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EU 6年ぶりに新規の遺伝子組み換え食品を認可

欧州委員会は5月19日、害虫に強い性質を持つスイートコーン(BT11)を食品として使用することを認めました。EUでは1998年以降、新規の遺伝子組み換え体の承認を凍結し、いわゆるモラトリアムが続いていましたが、6年ぶりに解除されたことになります。

BT11スイートコーンは1998年に、シンジェンタ社によって使用の申請が出されました。2002年に食品科学委員会によって、食品としての安全性は従来のトウモロコシと同様であることが確認され、この度、缶詰や冷凍加工された状態での輸入が可能となりました。なお、今回の認可は食用のみで、栽培については含まれていません。

EUでは、長く続いたモラトリアムによって、使用を申請されて審査が進められずに保留となっていた案件は約30にも及んでいます。今回、モラトリアムが解除されたことから、今後はそれらについても認可プロセスが進められるとみられています。

詳細はEUホームページ
http://europa.eu.int/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/04/663

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