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オーストラリア最大の農業バイオ研究施設VACBが新設
オーストラリアのビクトリアアグリバイオサイエンスセンター(VACB)は、2012年3月に最新の研究施設(プラットフォーム)を新設することを発表しました。VACBは、ビクトリア州政府などが設立した産学官連携の研究機関で、ビクトリア州のラ・トローブ大学に拠点があります。
今回新設するプラットフォームは、オーストラリア最大の24,000平方メートルの建物面積を予定しています。また、人員も現状の2倍の400人まで増やして、遺伝子組み換え農作物や高機能タンパク質の開発・実用化をさらに充実させていきます。2009年から2億8800万ドルの巨額の資金が投入され、これによって世界クラスの最新施設となります。
同研究所では、これまでの乳牛1万頭の遺伝子データから、交配によって生産性を向上させるプロジェクトや、さまざまな天候ストレス耐性、耐病性、霜などの耐性を高める遺伝子組み換えの研究などを進めてきました。今回、研究施設のソフト面とハード面を充実させることで、さらに農業バイオテクノロジーの技術革新を加速させていくことが期待されています。
参照URL
http://blog.invest.vic.gov.au/2011/08/25/victorias-new-agribio-research-facility-on-track-for-completion/
http://www.partnerships.vic.gov.au/CA25708500035EB6/0/8EEECC4E3B1B3C20CA25743B00201CC6