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欧州議会 遺伝子組み換え作物栽培に関する判断をEU加盟各国に委ねる

 欧州議会は2011年7月5日、遺伝子組み換え農作物の栽培規制や禁止などの規制について、EU加盟各国がそれぞれ判断するべきだとする提案を、賛成568、反対84、棄権31として可決しました。

 EUでは、遺伝子組み換え農作物を栽培できる品種として、EFSA(欧州食品安全機関)による一定の評価による安全性を確認し、これに基づいて栽培が承認されます。現行規則では、加盟国は承認後に栽培を禁止することはできないという原則になっていますが、遺伝子組み換え農作物栽培に慎重な一部の国においては、承認後であっても一時的に禁止できる現行規定上のセーフガードを利用して栽培を拒否するなど、栽培にはブレーキがかけられていました。このため、EU域内における遺伝子組み換え農作物の栽培は、こう着状況が続いていました。

 実今回の提案は、こうした状況を脱するために欧州委員会が2010年7月に、各加盟国の全域または一部地域において、EUで安全性認可が終了している遺伝子組み換え作物の栽培を許可、制限または禁止する権限を各加盟国に付与するとして提案したものです。その後、内容について検討が行われ、修正提案がまとめられました。その中には、長期的な環境影響に配慮すること、EFSAが行っている安全性審査を改善することなどが盛り込まれています。

2011年7月8日/ISAAA Crop Biotech Update
http://www.isaaa.org/kc/cropbiotechupdate/article/default.asp?ID=8090

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