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ISAAA 「世界の遺伝子組み換え作物の商業栽培に関する状況:2009年」の日本語版概要を掲載
遺伝子組み換え作物に関する情報と知識を提供している国際アグリバイオ事業団(ISAAA)は、毎年、世界各国の栽培面積や栽培状況を伝える「世界の遺伝子組み換え作物の商業栽培に関する状況」を発表していますが、その日本語版の概要を掲載しました。
レポートでは、世界の遺伝子組み換え作物の栽培面積が前年に比べ7%、900万ヘクタール増加したことに始まり、各国の栽培面積の推移や作物の特徴を報告や、作物別、形質別など、採用状況の詳細な分析結果が掲載されています。
また、中国によるBt(害虫抵抗性)イネと高フィターゼトウモロコシ承認や、インドにおけるBtナスの商業化の推奨など、最新の栽培動向が紹介されているほか、経済への影響、CO2の排出量、食糧安全保障など、遺伝子組み換え作物の採用による社会的な影響についても幅広く分析しています。
後半では、ゴールデンライス、乾燥耐性トウモロコシ、遺伝子組み換え小麦などにも言及し、遺伝子組み換え作物の将来の見通しについても述べられています。
ISAAAは、これらのレポートで、世界の食料、飼料、繊維および燃料の確保と、持続可能な農業に資するこれらの作物の役割について透明かつ活発な議論をうながすことを目的としています。
ISAAAホームページ
http://www.isaaa.org/resources/publications/briefs/41/default.asp