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東京都 平成20年度の遺伝子組み換え食品の適正な表示と安全性を確認

東京都では、安全性未審査の遺伝子組み換え食品が流通していないか、また、安全性審査済みの遺伝子組み換え食品の表示が適正に行われているかの調査を行っています。この度、東京都福祉保健局より平成20年度の調査結果が発表されました。

安全性審査の済んでいない遺伝子組み換え食品は、国内での流通は一切認められていません。今回の調査で、コメ加工品、トウモロコシ、トウモロコシ加工品及びパパイヤの合計97検体の検査を実施したところ、安全性未審査の遺伝子組み換え食品は検出されませんでした。

一方、7作物98品種の遺伝子組み換え作物については、安全性審査手続きが完了しており(平成21年4月30日付け)、国内での食品としての利用が認められています。これらの食品には、消費者の選択に資する目的で「食品衛生法」及び「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)」に基づいた表示が義務付けられています。また、分別生産流通管理(IPハンドリング)が適切に行われたことが証明されているものに関しては、遺伝子組み換え食品の5%以下の意図しない混入について、‘遺伝子組み換えでない’と表示することが認められています。

安全性審査済みの遺伝子組み換え食品について、ダイズとトウモロコシの農産物64検体及び、大豆とトウモロコシ加工品の133検体の検査を実施したところ、一部から安全性審査済みの遺伝子組み換え食品に含まれる遺伝子が検出されましたが、その含有量は全て5%以下でした。

今回の結果から、安全性未審査の遺伝子組み換え食品が流通していることはなく、安全性審査済みの遺伝子組み換え作物の分別生産流通管理及び表示は適切に実施されていることが確認されました。

東京都ホームページ
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2009/05/60j5r300.htm

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