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ジョージア大などの国際研究チーム モロコシ(ソルガム)のゲノム配列を解読

ジョージア大などの研究チームは、モロコシ(ソルガム)のゲノム配列(98%)を解明したと、科学誌Natureの1月29日版で発表しました。

モロコシは乾燥耐性を持ち、北東アフリカや南アメリカの平原といった乾燥地帯で重要な穀物で、アメリカではビスケットにつけるシロップの原料などとして広く知られています。しかし、他の穀物ほど多くの研究はなされておらず、今回解明されたゲノム配列から得られる新しい情報により、食物やバイオ燃料などとしてのモロコシの可能性が引き出すことができると期待されます。

今回対象としたモロコシの野生種は、さらに強い乾燥耐性を持っており、また、より多くの病気や菌への耐性を持っています。解明されたゲノム配列を利用することで、多様な特性を持つ新品種の開発ができるでしょう。

他にも、バイオ燃料の原料としてモロコシの性能を上げることや、モロコシの近縁種で、世界中に蔓延している雑草であるジョンソングラスのコントロールに応用することが考えられます。

また、モロコシ、イネ、その他の穀物の違いを遺伝子レベルで知ることにも役立つでしょう。現在、草本の中でゲノム配列の解読がなされているものは、イネとモロコシだけです。モロコシの遺伝子の93%がイネと共通であることが分かりましたが、同研究チームは、モロコシの種子タンパク質遺伝子はイネのそれと完全に違うことを発見しており、この違いが重要であると考えられています。しかし、その違いの理由と過程は明らかになっておらず、更なる研究が求められています。

Natureホームページ
http://www.nature.com/nature/journal/v457/n7229/full/457547a.html

ジョージア大学ホームページ
http://www.ovpr.uga.edu/communications/news/2009/012909-sorghum

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