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西北農林科技大学(中国)、遺伝子組み換え技術により抗酸化物質の豊富なブドウを開発

西北農林科技大学の研究チームでは、遺伝子組み換え技術を用いて抗酸化物質の1つとして知られるレスベラトロールを豊富に含むブドウの開発に成功しました。その成果がPlant Cell, Tissue and Organ Culture誌に紹介されました。

同研究チームでは、野生種のブドウが持つレスベラトロールの合成に関わる遺伝子をワインに適したブドウ品種に組み込むことに成功しました。その結果、このブドウには遺伝子を組み込む前に比べ5.5倍ものレスベラトロールが含まれていることが確認されました。

レスベラトロールはブドウの皮などに多く含まれるポリフェノールの一種で、その抗酸化作用により、動脈硬化、ガン、神経変性疾患などのリスクを下げることができると考えられています。また、寿命に関連するタンパク質を活性化するとの報告もあり、生活習慣病予防やアンチエイジングの分野でも注目されている機能性成分です。

今回開発されたブドウからワインが作られることになれば、さまざまな病気の予防や、長寿などへの効果が期待できます。

Plant Cell, Tissue and Organ Cultureホームページ
http://www.springerlink.com/content/25633872871j77g7/

New Scientistホームページ
http://www.newscientist.com/channel/life/gm-food/mg19726370.800-superwine-might-boost-lifespan.html

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