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総合科学技術会議で遺伝子組み換え植物が紹介される

第70回内閣府総合科学技術会議が10月29日、総理大臣官邸にて開催され、環境・エネルギー・食料問題の解決に貢献する取組として遺伝子組み換え植物が紹介されました。

総合科学技術会議は日本の科学技術政策の推進のための司令塔として、2001年に内閣府に設置された会議。内閣総理大臣のリーダーシップの下、総合的かつ基本的な政策の企画立案や、国家的に重要な研究開発の評価などを実施しています。
今回の会議では、環境問題に貢献する事例として、筑波大学遺伝子実験センターの渡邉和男教授らによる耐塩性ユーカリの研究成果が報告されました。遺伝子組み換え技術を用いて開発がすすめられているこのユーカリは、海水とほぼ同じ濃度の塩水を15日間与えても枯れずに生育することができるため、塩害に耐える品種の開発が期待されます。

その他には、イネから発見された乾燥に強い遺伝子をコムギやピーナッツ、レンズマメなどに組み入れて、さまざまな作物に耐乾燥性を与えることを目指す国際共同研究が紹介されました。

地球規模の環境・エネルギー・食料問題の解決に貢献するこれらの開発を推進するための研究体制の整備の必要性が指摘されました。

総合科学技術会議ホームページ
http://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/honkaigi/70index.html

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