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オーストラリア政府、 遺伝子組み換えの調査に積極的に予算を投入

オーストラリアのピーター・マクゴーラン農水林業大臣は4月28日、「競争力を持つためには、わが国の生産者が最新技術を利用できるようにすることが必要である。オーストラリア政府は、生産者がバイオテクノロジー技術の利用を選択できるよう、できる限りの努力を続けていく」と述べ、その一環として、政府の国家バイオテクノロジー戦略の一部である、農業、食糧及び繊維のための予算380万豪ドル(約3億2千万円)の中から、下記の8つの調査に85万1,890豪ドル(約7,160万円)の資金を援助すると発表しました。間もなくオーストラリア国民は、バイオテクノロジーの重要性や遺伝子組み換え作物が将来果たす役割について、これまで以上に明確に理解するだろうと期待しています。

1.遺伝子組み換えワタの収穫実績など、害虫および雑草防除に関するバイオテクノロジーの評価
2.最近の世界中の開発に関する調査など、医薬および工業用化合物の工場としての遺伝子組み換え植物の可能性
3.油糧種子産業における遺伝子技術利用の潜在的影響に関する調査
4.第一次産業におけるバイオテクノロジー利用の評価概要の作成
5.遺伝子組み換えナタネ最新資料ファイルの作成
6.遺伝子組み換えナタネの国際市場参入に関する調査
7.遺伝子組み換えナタネの市場への経路
8.遺伝子組み換え作物の導入による有機農業への経済的影響

調査報告書は本年末または来年初めには一般に開示される予定です。

ピーター・マクゴーラン農水林業大臣
http://www.maff.gov.au/releases/06/06044pm.html

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