プレスリリース
【山形県立置賜農業高等学校】 第7回高校生科学教育大賞 最優秀賞受賞のお知らせ
プレスリリース
2023年7月25日
山形県内 報道関係者各位
山形県立置賜農業高等学校
第7回高校生科学教育大賞 最優秀賞受賞
「遺伝子組換えによる持続可能なウイルス、ウイロイドフリーおよび青色ダリア作出の研究」
(バイテク情報普及会より活動費用として100万円を支給)
バイテク情報普及会(東京都中央区)は、「第7回高校生科学教育大賞」において山形県立置賜農業高等学校を最優秀賞に選定し、活動支援金として100万円を支給することを決定しましたので、お知らせいたします。
高校生科学大賞は、バイテク情報普及会が高校生に「植物バイオテクノロジー」と「持続可能な農業」についてより深く学び考えるきっかけとしてもらうことを目的に2017年に設立された教育支援プログラムです。
■バイテク技術で地域の振興につながる優良品種を作出する
同高校がある山形県川西町はダリアの切り花生産発祥の地で、「山形おきたまダリア」のブランドで日本有数のダリア生産地となっていますが、近年ではウイルス病などにより市場評価の高かった優良品種の品質と収量の低下、また貴重な在来品種が失われるなどの深刻な状況に農家は強い危機感を持っています。
同高校はすでに農家の協力を得て茎頂培養によりウイルスおよびウイロイドフリー苗の作出に成功していますが、今回受賞した研究は次のステップとして「遺伝子組換え技術でウイルス病にも強く、収量も高く、市場性の高い新品種を育成する」というものです。農家の力になり地域の振興につなげるという目的が明確で、農業を学ぶ高校生たちが大学や試験研究機関から専門的な指導を受けながら主体的に取り組む姿勢は科学教育として優れています。また、研究発表や遺伝子組換え技術の社会的受容を推進する情報発信においてもYouTube、実験教室、バイオサミットなど複数の手段を考えているなど、高校生の科学教育として充実している点においても高く評価されました。
■8月4日に授賞式
8月4日(金)13時より、山形県立置賜農業高等学校(山形県東置賜郡川西町上小松3723)において、最優秀賞の授賞式を行います。高校生の熱い思いをぜひメディアのみなさまのお力で山形の方々に届けてくださいますようお願いいたします。取材ご希望の場合はバイテク情報普及会事務局までご連絡ください。
※他の受賞校などの詳細は当会ウェブサイト(https://cbijapan.com/education/)をご覧ください。
◎取材のお申込み・お問い合わせ先はバイテク情報普及会 事務局へ
(電話:03-6868-8491 Email:secretariat@cbijapan.com)
このプレスリリースのPDFはこちら