プレスリリース

【学校の枠を超えた高校生チーム“CrimsonNinjas_jp”】第7回高校生科学教育大賞 優秀賞 受賞のお知らせ

プレスリリース
2023年8月7日

報道関係者各位

学校の枠を超えた高校生チーム“CrimsonNinjas_jp”が
抗うつ成分を合成する大腸菌の作製に挑戦
研究テーマ 「抗うつ成分を合成する大腸菌の作製」

第7回高校生科学教育大賞 優秀賞 受賞
(バイテク情報普及会より活動支援金として10万円を支給)

バイテク情報普及会(東京都中央区)は、「第7回高校生科学教育大賞」において学校の枠を超えた高校生有志によるチーム“CrimsonNinjas_jp(クリムゾンニンジャズジェーピー)”を優秀賞に選定し、活動支援金として10万円を支給することを決定しましたので、お知らせいたします。

高校生科学大賞は、バイテク情報普及会が高校生に「植物バイオテクノロジー」と「持続可能な農業」についてより深く学び考えるきっかけとしてもらうことを目的に2017年に設立された教育支援プログラムです。

■全国の高校生有志23名により構成された、学校横断的チームのプロジェクト(部活動の地域移行先駆け)
チーム“CrimsonNinjas_jp”は、2023 年 11 月にパリで開催される合成生物学の世界大会「iGEM」出場を目指す高校生 2 名の Twitter での呼びかけで立ち上げられたチームです。生物や科学だけでなく情報や人文学系など、様々な背景や得意分野を持つ 22 校の高校生 23 名と、アドバイザー4 名がメンバーとなっています。現在は立教大学理学部生理学科の末次正幸教授の指導のもと所属する学校を超えて研究活動が行われており、iGEM パリ大会への初出場も決定しています。

■研究テーマ「抗うつ成分を合成する大腸菌の作製」 授賞に至った理由
優秀賞を受賞した研究テーマ「抗うつ成分を合成する大腸菌の作製」は、世界で大きな社会問題となっているうつ病に対し、効果がみられる植物由来の成分(Saffron)を大腸菌に生産させ、低コストで安定的な抗うつ成分を生産することを目的としています。合成生物学的アプローチでかなり高度な内容となっていますが、高校生が主体となって研究が行われています。アウトリーチ活動においても、小学生から高校生までを対象とした実験やワークショップの企画など、その学び方が新規性に優れており、今回の授賞に至りました。iGEM パリ大会では、この研究成果を発表します。

■合成生物学の世界大会「iGEM 2023」出場にあたって

  •  私たちはパリでの本大会に向けて研究活動をはじめ渉外活動から教育活動まで様々な活動を行ってまいりました。大会では世界中から集まった学生、研究者、企業の方々にその成果を発表し、議論してきます。(全体/研究班リーダー、武蔵高等学校 大竹海碧)
  •  iGEM 初出場に向けて、多くの課題に直面してきました。それでも日々模索し、行動して現在に至ります。Gold Medal 獲得に向けてこれからも精一杯頑張ります。 (渉外班リーダー、船橋高等学校 西本圭佑)
  •  チーム結成から 1 年が経とうとしていますが、活動は苦難の連続でした。しかし、その困難を一緒に乗り越えてきた仲間達となら、どんな問題も乗り越えることができると確信しています。チーム一丸となって、最後まで挑戦を続けていきたいと思います。(財務班リーダー、麻布高等学校 天野春翔)
  •  iGEM はチームとして今回初出場で、様々な局面において躓いて参りましたが、これまで培ってきた経験をフルに活かせる場をこの活動に関わっている皆様にご提供頂いたため、最高の wiki(プロジェクトの詳細を記載したウェブサイト)を皆様に提供することを確約いたします。(web 班リーダー、AICJ高等学校 内藤煌瑛)

チャレンジ精神にあふれる高校生たちの意気込みをぜひ取材してください。

◎取材は下記のチーム連絡先へ直接お問い合わせください。
kaisei.igemninjas★gmail.com
(★を@に変更してメールを送信してください。)

※他の受賞校などの詳細は当会ウェブサイト(https://cbijapan.com/education/)をご覧ください。

 

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