高校生科学教育大賞2017
第1回となった2017年は、全国の高校から合計28件の応募を頂きました。
最優秀賞に選ばれたのは山形県立米沢興譲館高等学校の活動で、その活動資金として100万円が支援されました。
2017年度の選考結果・受賞校の活動報告書
最優秀校
学校名 | 活動内容 | 選考理由 |
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山形県立米沢興譲館高等学校 | 米沢興譲館バイテク・ネットワーク~小中高大をつなぐバイオテクノロジー教育の懸け橋となる取り組み 授賞式の様子はこちら |
幅広い科学知識の習得とその伝達を高校生自身が主体的に実施するという、アクティブラーニング的な視点が最も評価された。また、一般の人々にバイオテクノロジーに関する情報を伝えるサイエンスコミュニケーションのモデルにも成り得る。 |
優秀賞
学校名 | 活動内容 | 選考理由 |
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大分県立大分東高等学校 | 大分県産イチゴ「ゆふおとめ」メリクロン苗の生産ならびに普及活動について |
地域産業の将来の担い手が、地元自治体と連携しながらバイオテクノロジーを利用して地域の農業振興を図る計画が評価された。小中学生のバイオテクノロジーの理解促進への貢献も期待される。 |
奈良県立磯城野高等学校 | バイオテクノロジーを使ったアジマイモの持続可能な苗づくり |
地域の伝統作物を、バイオテクノロジーを用いて復活、栽培、ブランド化することを視野に入れている着眼点が評価された。地域農業への貢献が期待される。 |
東京都立園芸高等学校 | 活動名絶滅が危惧される自生地サギソウの実生育成法の開発および自生地ごとのサギソウ遺伝子解析による系統保存 |
系統解析等のバイオテクノロジーに対する理解の深化とともに、絶滅が危惧される地域固有の遺伝資源の保護につながる点が評価された。 |
千葉県立薬園台高等学校 | 江戸時代滝台野の薬園にリンドウは栽培されていたのか~リンドウ属の野生種と園芸種の違いを遺伝子配列から読み取る~ |
遺伝子解析等のバイオテクノロジーを利用して野生種と園芸種の多様化に対する理解を深めながら、地域の伝統植物の保全につながる点が評価された。 |
審査員特別賞
学校名 | 活動内容 | 選考理由 |
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横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 | YSFH science experience program |
子供たちの科学的理解を促進しようとする高校生自身による積極的な取り組み。身近なことを題材としたサイエンスコミュニケーションが期待される。 |
奨励賞
学校名 | 活動内容 |
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新潟県立新発田高等学校 | 新潟県の特産品イネを用いた課題研究の実施~持続可能な社会構築に寄与する未来の国際的科学技術リーダー育成~ |
新潟明訓高等学校 | 高校生が自らの手で行う次世代シーケンサーを用いた植物ゲノムの分析~絶滅危惧水生植物アサザの遺伝的多様性の推定と新規遺伝マーカーの確立を目指して~ |
東京都立桜修館中等教育学校 | 温度応答性ゲルを用いた砂漠の保水性向上と農業への応用 |
聖学院中学校高等学校 | 聖学院みつばちプロジェクト 熊本県立鹿本農業高等学校 くまもとの地域資源活用プロジェクト |