私が先ずGMOに反対する理由の一つは、バイテク企業｜バイテク情報普及会

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GMO Answers

質問

質問者 Marley Bauce

私が先ずGMOに反対する理由の一つは、バイテク企業が農業の独占的な支配を強め、人類の基本的な栄養ニーズを、ビジネスや資金調達の機会にかえ、究極的には消費者と生産者の双方に不平等をもたらすからです。GMO作物は、全てのステークホルダーの公正なビジネス関係を、どのように保証するのでしょうか、また、食料がこのような形で支配されても良いものでしょうか？

回答

すばらしい質問かと思います。私もあなたの懸念は良く理解できます。あなたの質問に、全てのステークホルダーを代表してお答えすることは出来ないかもしれませんが、農家としての私の考えをお示しすることはできます。

私が毎日見聞きする限り、農家は、作物を栽培する際に、どの種を選ぶかを自由に決められます。どの種が自身の農場に最も適しているか、市場の需要動向はどうか、そして自身の農場の生育環境はどうか、などを考慮して決めています。実際のところ、多くの農家は、種子会社が提供する新たな形質を使用する（あるいは使用しない）機会を歓迎しています。

非GM種子は、農業地域でサービスを提供する種子ディーラーから、簡単に手に入ります。企業は、非GMの作物品種を引き続き開発しており、そのような種子を望む農家は手に入れることができます。

農家は、GM種子の栽培を選択しないこともあります。例えば、自身の圃場では害虫発生が問題ではない場合、あるいは、GM種子の使用ができない有機栽培を行う場合などです。他のビジネスと同様、農家は、自身のビジネス・モデルや経済性を考えながら、毎日のように様々な判断をしています。種子会社は、このような農家の判断を尊重していますし、農家が求める多様な種子を開発しています。GM技術の有効性に基づいて、世界中の1,700万人の農家が、GM作物の栽培を選択しています。

農家の方と接する機会がありましたら、種子の購入に際し、農家がどう判断しているか聞いてみてください。農家の答えに驚かれるかもしれません。

USDA Economic Research Service: “Adoption of Genetically Engineered Crops in the U.S.,” 2000-12

http://www.ers.usda.gov/data-products/adoption-of-genetically-engineered-crops-in-the-us.aspx