トマトには蜘蛛・動物のDNAが含まれていると聞きました｜バイテク情報普及会

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GMO Answers

質問

質問者 kbellaorganic (カリフォルニア州、ラ・シエラ)

トマトには蜘蛛・動物のDNAが含まれていると聞きましたが、本当ですか？

回答

本当ではありません。　インターネットのGM作物についての情報には、「トマトには動物の遺伝子が含まれている」というようなものを含めて、間違ったものが沢山あります。実験室レベルでは、動物に由来する遺伝子が導入されたことはありますが（皆さんがご存知なのは、作物に耐寒性を持たせることが出来るかどうかを調べるために、ヒラメの遺伝子がトマトに組み込まれた例でしょう）、私たちの業界で、商業栽培用に、動物の遺伝子を組み込んだGM作物を販売している会社は一社もありません。トマトについて言えば、ご質問にあるようなトマトは、現在、市場には一つもありません。

ただ、植物の遺伝子を研究する科学者たちは、植物に存在する60％の遺伝子は、動物がもつ遺伝子と殆ど同じであると推定していることは、留意すべきでしょう。これは驚くには当たりません、何故なら、あらゆる生物が同じ遺伝子の道具箱を使っているからです。どの生物のDNAも、基本的に4つのヌクレオチドで構成されています。すなわち、アデニン（A）、シトシン（C）、チミン（T）、グアニン（G）の4つです。つまり、植物や微生物のDNAは、動物のDNAと同じように、4つのヌクレオチドからできているのです。　どのようなDNAも、経口摂取された後、これら4つのヌクレオチドに分解され、それらは更に細かく分解されて、吸収されるか体外に排出されます。ご質問に関連し、より詳しい情報をお知りになり場合は、次のサイトをご覧ください。