GMO Answers 回答者

アレン・ウェンク

Allen Wenck

バイエル社、米国形質確認部門、部門長

バイエル社米国形質確認部門の部門長として、アレン・ウェンク(PhD, JD)は、新規の形質をもつ植物の作出に係る全てのプロセスに関与しています。その業務には、形質発現カセットの設計、植物の組織培養法の開発、遺伝子改良植物の開発と作出、これら植物の分析、そして圃場試験用の種子の生産などが含まれます。

アレンのキャリアの出発点は、ノースカロライナ州立大学の森林バイオテクノロジーグループでした。そこでは、オウシュウトウヒやテーダマツに新たな遺伝子を導入する方法を開発しました。その後、BASF社とシンジェンタ社で、トウモロコシやコムギ、オオムギ、イネの遺伝子改良のグループを率いました。彼は、また、サウスカロライナ州ブラックビルにあるクレムゾン大学Edisto 研究教育センターにて昆虫学科のテクニカルスタッフを務め、研究目的のワタやダイズ、その他の作物の栽培全般を担当しました。彼の興味は科学や科学に纏わる知財権の課題に向けられており、米国培養生物学会の副会長の役割も担っています。

アレンは、ワーレンウィルソン大学で生物・環境研究科で学士号を取得し、テネシー大学で生命科学(植物生理学及び遺伝学)の修士号を、サウスカロライナ大学で生物科学(分子・細胞・発達生物学)の博士号を得た後、ノースカロライナ州立大学でポスドク研究を行いました。アレンは、また、ノースカロライナセントラル大学の法学部で、法務博士(JD)も得ています。

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