GMO Answers 回答者

カーバー博士は、オクラホマ州立大学において、総合小麦品種改良・遺伝学研究プログラムを指導しています。1998年以来、このプログラムからは、彼の指導の下に、グレートプレーンズでの商業栽培用として「エンデュランス」や「ダスター」を含む18の小麦品種が生み出されています。2010年以降、オクラホマで栽培されたすべての小麦は、これらの品種のいずれかに由来しています。1998年以前には、13年間にわたり、小麦の農学的、生理学的、質的形質の探求・特性化を目的として、小麦の量的遺伝学研究に取り組みました。研究活動に加え、カーバー博士は、10冊の書籍の執筆、監修を行っている他、論文審査のある専門誌に、100以上の論文を発表しています。彼は、また、大学院生や小麦研究者、製造加工業者、実務者のための権威ある包括的な参考書、「小麦科学と貿易（ウイリー‐ブラックウェル、エームズ、IA）」　の編集者でもあります。カーバー博士は、米国作物科学学会並びに米国農学学会の会員です。2011年以来、彼は、米国小麦産業の科学的健全性に資する教育・啓蒙を主な使命とし、米国の官民小麦研究者や関係者で構成される、米国小麦改良委員会の議長を務めています。