新着情報
国際アグリバイオ事業団発表 「遺伝子組換え(GM)作物商業化の世界動向:2018年」のご紹介
2019年8月22日、国際アグリバイオ事業団(ISAAA)が遺伝子組換え作物の商業栽培に関する年次報告書を発表し、プレスリリースを行いました。
この年次報告書によると、2018年、遺伝子組み換え(GM)作物の栽培面積は世界で1億9,170万ヘクタールに達し、2017年対比で190万ヘクタールの増加となりました。また、栽培または輸入を通じて遺伝子組換え作物を導入している国は、全世界で合計70カ国にのぼり、このうち栽培国は発展途上国21カ国、先進工業国5カ国の合計26カ国でした。
ISAAA理事長であるポール・S・テン博士は「GM技術は、あらゆる面で食料安全保障に貢献してきました。収量を増やしロスを減らすことで、より多くの食卓に食物を届けられるようになりました。農業生産者が生産プロセスを改良して現代的なサプライチェーンに加われるようになり、食品への物理的なアクセスが拡大されました。また、農業生産者と農村の所得の増加をもたらし、食品への経済的なアクセスも向上しました。さらに、食品の厳格な安全基準と衛生管理プログラムを通じて、GM技術は食品利用の向上にも貢献しています」と語っています。
当プレスリリースのバイテク情報普及会による日本語訳を以下URLに掲載しましたのでご覧ください。
国際アグリバイオ事業団(ISAAA)2019年8月22日 プレスリリース
「遺伝子組換え作物が人口増加と気候変動に関する課題の解決に向けて立ち向かい続けている」
■原文(英語・外部サイト)
http://www.isaaa.org/resources/publications/briefs/54/pressrelease/pdf/B54-PressRelease-English.pdf
■バイテク情報普及会による日本語訳
https://cbijapan.com/wp-content/uploads/2019/08/ISAAA_B54-PressRelease-JPN_final_rev.pdf
国際アグリバイオ事業団(ISAAA)年次報告書
「遺伝子組換え(GM)作物商業化の世界動向:2018年」
Global Status of Commercialized Biotech/GM Crops in 2018 (ISAAA Brief 54)
http://www.isaaa.org/resources/publications/briefs/54/default.asp